パラサステル

(イラスト原案 / ブラックドラ  )
(イラスト / UME  )
分類 棘皮動物門 新星型類
生息年代 2億年後
生息地域 オーストラリアの湿地帯
全長 2m
一見変わった形の植物のように見えますが
ヒトデの子孫である動物です。
五本あった腕のうちの一本が木でいう幹のようになり、
かつての脚(管足)は退化しています。
色を緑色に見せ、植物のように擬態しています。
しかし、それは物言わぬ植物ではなく肉を食らう肉食動物です。
残っている腕と腕の間には膜が張っていてそれが名の由来です。
その下には影ができて、日陰で休もうと獲物がよってきます。
その一瞬でパラソルのような部分がバッと獲物を捕まえます。
膜が張っている四本の腕のかつての脚(管足)はトゲのようになり、
これが獲物に引っかかり、離れないようになるのです。
やがて幹のような腕の下から消化液が出て、獲物はドロドロに
溶かされ、消化液を出していた口に吸収されます。
胃袋を出すということはもうしません
すべて吸収し終わった後、パラサステルは新たな獲物が
来るのをじっと待つのです。

(解説 / ブラックドラ )

恐竜 化石
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