クリイロカサボウズ

(イラスト原案 / 渚サイモン白虎  )
(イラスト / 川崎悟司  )
分類 棘皮動物門・新ヒトデ綱・新星型目・ボウズカサヒトデ科
生息年代 2億年後
生息地域 岩場の深水
体高 15cm
岩に張り付いている、キノコの様なものがある。
通称「栗坊」と呼ばれている ヒトデの子孫である。
餌だった生物が減ったり大型化したりする中、プランクトンに
目を付けた者がいた。そしてその餌を効率よく取る為に進化した
結果と思われる。
固着生活を送るようになった訳は、少ない餌で生きる為の
体力節約としての努力のようである。
一見茸のカサのような部分は4本の腕が融合した物。残り一本の腕は
というと、その体をしっかり支えている。カサの中央にはぽっかりと
大きな口が空き、プランクトンなんかを海水ごと吸い込んでは、
体内で濾し取り海水を吐き出している。
そして最大の特徴は襲われた時に見せる防御反応だ。敵に襲われた瞬間、
口の付近から普段は体に埋まっている巨大な突起が突き出してくる。
この牙の様な部分で敵を攻撃して身を守っているのだ。結構硬いために、
無理やり噛み付いたりしようモノなら、捕食者はしっぺ返しを食らう
羽目になる事だろう。
ついでにヒトデ特有の再生能力は受け継がれており、
ちぎれたカサからまた増えていくことが出来る。

(解説 / 渚サイモン白虎 )

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