フロレス原人  学名(Homo floresiensis

★フロレス原人(100cm)と現代人(170cm)の大きさの比較です。
分類 哺乳類・霊長目・ヒト科
生息時代 第四紀
生息地域 東南アジア(インドネシアのフロレス島)
身長 100cm
とても小柄な人類です。成長した大人でも身長100cmと低く、
これは現代人でいう4〜5歳児並みの身長です。また脳容量は
チンパンジーと同じくらいしかありませんが、発掘された頭蓋骨は
現代型ホモサピエンスに似ており、骨盤や足の形状から直立二足歩行
をし、打製石器も使っていたといわれています。
フロレス原人の発見されたインドネシアでは ジャワ原人の化石が
多数発見されており、ジャワ原人の一部が何らかの理由で
海に隔絶されたフロレス島などの島々に流れ着き、そこで独自の
進化をしたと考えられています。
このフロレス原人は海に隔絶された島に住む原人で、
ドワーフマンモスのように島に住む動物は小型化する傾向が
見られこのフロレス原人も孤立した島の密林の環境に適応
するため小型化したと考えられています。
またこのフロレス原人は1万8000年前でも生きており、
この時代の人類は現代人と同じホモサピエンスのみしか
存在しなかったという今までの考えを覆す発見になりました。

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