バシロサウルスBasilosaurus ) またはゼウグロドンZeuglodon
中国名(龍王鯨)
分類 哺乳類・クジラ偶蹄目・原始クジラ亜目・バシロサウルス科
生息年代 古第三紀(始新世後期)
生息地域 海(北アメリカ、アフリカ)
体長 20〜25m
ゼウグロドンの化石は発見された当初、恐竜と思われていたため、
「バシロサウルス」と名付けられましたが、これはクジラの仲間である
と判明し、「ゼウグロドン」と命名されるようになりました。
エジプトなどの始新世後期(4000万年前)の地層から豊富に発掘されて
いるゼウグロドンは全長20mもあり、海蛇のように長い体、後足に
は3本の指があるのが特徴です。また現生のクジラの祖先であり、現生
のクジラは水面で呼吸しやすいように頭頂部に鼻孔があるのに対し、バ
シロサウルスは鼻孔が頭部の前方にあります。これは陸から海へ生活圏
を移行するクジラへの進化の過程であったものと思われます。

ブログ記事(クジラの進化とテチス海)




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